今日は、避難訓練を行いました。地震が発生し、グラウンドへ避難する訓練でしたが、生徒にも、先生にも事前に伝えていない以下のような想定で行いました。
・避難の途中に、さらに大きな揺れが起こる。
・3階から2階に降りる階段が倒壊により使用できなくなる。
・外に出るための出口の扉が開かなくなる。
・避難の途中で、友達や先生が倒れ、意識を失う。
・学校近くの貯水池が決壊し、避難場所に水が流れ込んでくる。
予期していないことが起こった想定に、生徒も先生も戸惑う姿が見られました。しかし、実際の災害時は、何も障害が無いという事はあり得るのでしょうか?地震の場合、窓ガラスが割れ、棚が倒れ、一部が倒壊し、火災が起こるかもしれません。そして、携帯電話がつながらない、校内放送が入らないといった情報が入らないとても閉鎖的な状況に陥る可能性もあります。実施している避難訓練における避難経路でも、実際の災害では、その経路が使えなくなる可能性もあります。避難集合する場所が、その時安全とは限りません。
つまり災害時は、閉鎖的な情報の無い中、予期できない障害が発生する中を自分たちの判断で、安全な場所へ移動する必要があるのです。今回の避難訓練を行ったことで、多くの問題点が見えてきました。自分がどう判断し、どう行動するかによって、自分の命も、仲間の命も、守ることができるかどうか決まります。いつ起きてもおかしくない大地震に備えていきたいと思います。
今日は、全校集会があり、校長先生から三つのお話がありました。
一つ目は、昨年度までの「いつも熱く ずっと熱く もっと熱く」という目標に「とことん熱く」を加え、夢をもち、心を鍛え、今に満足せず、未来へとつなげていってほしいという願いを伝えていただきました。
二つ目は、「キラキラ笑顔」です。昨年度までも、委員会、部活動など様々なスタイルでeyeさつ運動を行ってきました。心を耕すキラキラ笑顔のeyeさつ運動をさらに展開してほしいというお話でした。
三つ目は、幸田中の伝統である全校ダンス「ライジングサン」、全校合唱「輝くために」、そして縦割り団活動の展開です。全校生徒一人一人が、それぞれの活動をさらに高めていくための大切な存在だと言っていただきました。
最後に、現在行われている、東京五輪代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権の100mバタフライで優勝し、メドレーリレーの代表に内定した池江璃花子選手についてのお話と、自作の詩の紹介がありました。
全力の先の笑顔
私は見た 全力の先の笑顔を
そこには 確かな笑顔があった
そして あふれ出る涙があった
震える体と唇があった
その唇から絞り出された言葉
そこには すべてを出し尽くした証と
奇跡を呼び込んだ理由(わけ)があった
そして 喜びがあった
すごくつらくてしんどくても 努力は必ず報われるんだ
ほんとうにつらかった 人生で初めて死にたいと思った
言葉で表現できない ここまで戻ってこられてうれしい
今 すごく幸せ
そして 次に向かう一言
いつか五輪で金メダル もしくはメダルを取れたら
きっと彼女の胸には
メダルが輝く日が来ることは間違いない
また、新任式が行われ、この4月から幸田中学校に仲間入りされた14名の先生方から自己紹介がありました。
今日から令和3年度がスタートしました。新しい制服に身を包んだ新1年生を迎え、在校生もそれぞれ進級し、新しい教室、新しい担任の先生との出会いがありました。
新入生の皆さんも新しい出会いを大切にして、幸田中学校で多くのことに挑戦し、大きく成長してくれることを願っています。