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幸中diary

避難訓練

2021年4月9日 19時16分

 今日は、避難訓練を行いました。地震が発生し、グラウンドへ避難する訓練でしたが、生徒にも、先生にも事前に伝えていない以下のような想定で行いました。

 ・避難の途中に、さらに大きな揺れが起こる。

 ・3階から2階に降りる階段が倒壊により使用できなくなる。

 ・外に出るための出口の扉が開かなくなる。

 ・避難の途中で、友達や先生が倒れ、意識を失う。

 ・学校近くの貯水池が決壊し、避難場所に水が流れ込んでくる。

 予期していないことが起こった想定に、生徒も先生も戸惑う姿が見られました。しかし、実際の災害時は、何も障害が無いという事はあり得るのでしょうか?地震の場合、窓ガラスが割れ、棚が倒れ、一部が倒壊し、火災が起こるかもしれません。そして、携帯電話がつながらない、校内放送が入らないといった情報が入らないとても閉鎖的な状況に陥る可能性もあります。実施している避難訓練における避難経路でも、実際の災害では、その経路が使えなくなる可能性もあります。避難集合する場所が、その時安全とは限りません。

 つまり災害時は、閉鎖的な情報の無い中、予期できない障害が発生する中を自分たちの判断で、安全な場所へ移動する必要があるのです。今回の避難訓練を行ったことで、多くの問題点が見えてきました。自分がどう判断し、どう行動するかによって、自分の命も、仲間の命も、守ることができるかどうか決まります。いつ起きてもおかしくない大地震に備えていきたいと思います。