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幸中diary

2学期終業式

2022年12月23日 17時06分

 今日は、2学期最後の日です。終業式が行われました。

 式の最初には、各学年の代表生徒が2学期の振り返りを発表しました。体育大会の縦割り演舞、幸中祭、合唱コンクールなど多くの行事と、そこに至る過程の中で、感じたこと、学んだことが述べられ、この2学期にそれぞれの学年が大きく成長したことが感じられました。

  

  

 校長先生からは、以下のお話がありました。終業式後には、表彰伝達を行いました。

 今日、長かった2学期も終業式を迎えました。この2学期のスタートにあたっての始業式で私は、「根っこを伸ばすこと」「根っこを広げること」「根っこを深くすること」、そして、人間も、自分自身で種をまかなければ、新しい自分は芽生えない」という話をしました。みなさんは、この2学期にどんな種を蒔きましたか。

 幸田中学校の教育目標である「いつも熱く 夢を描き あたたかく生きる幸中生」になるために、「熱意・創意・誠意」の種まきをどんな形でできたかを振り返ってみました。

 夏休み明けの体育大会では、最短の練習期間で創り上げた縦割り演舞、悔しさを通して多くのことを学んだ新人戦、生徒会が中心となって工夫を凝らした演出で盛り上げた幸中祭、感染対策で様々な制約のなかで仲間と創り上げた合唱コンクール、そして3年ぶりに歌い上げ、さくらホールに響かせた全校合唱「輝くために」、ライジングサンのコラボダンス向けての全校での練習や取組、そして生き方講演会でのUSAさんとの交流など、熱意と創意が込められた多くの種が幸中に蒔かれました。

 そして、各学級、各学年での活動を通しても多くの種が蒔かれました。1年生は、防災学習に力を入れて、幸中の大切な柱である「命」についてしっかりと受け継ぐ種が蒔かれています。2年生は3年生の動きから多くのことを学び、それを生かして3年生を送る会に向けて動き出しています。3年生は、これまで受け継いできたものを後輩に姿や行動で示して、種を蒔いてくれました。そして、今は自分の進路決定に向けての種を蒔いている真っ最中だと思います。

 これらの種を蒔く活動の中で、ÜSAさんからいただいたメッセージは皆さんの心にも強く残っていると思います。「自分に向いていた矢印を、人に向けて動くことで、自分にエネルギーとして戻ってくることに気付いた」という言葉は、「Rising Sunを通して、地域とのつながりを創り出す。元気や笑顔を届ける」という幸中の活動に価値づけをしてもらいました。そして、保護者をはじめ、「Rising Sun」活動に携わった卒業生の先輩方や恩師の先生方に発信することができたことは、大きな一歩になりました。ぜひ、この蒔かれた種によってみなさんの視野が広がり、熱意と創意で地域へと向かい育っていくことを願っています

 また、誠意については、全校一斉道徳の「命の授業」の際に取り組んだ「命に関する標語」が校内のいたるところに掲示され、そこからあたたかなメッセージが伝わってきます。また、幸田駅前で起きた火災事故に対しての義援金活動にも取り組みました。昨日、3年生の代表の子が区長さんに集まった義援金を届けたところ、幸中の取組に感謝してくださったと聞いています。さらに、先日起きた小学生が集団下校の際にトラブルとなって一方が頭から血を流してしまう事故の際には、3年生数人が、臨機応変な判断をして「守られる人から守る人」としての行動を示してくれました。確実に幸中生のなかに、誠意の種が蒔かれていることを感じました。

 来年の春に向けてこれまで蒔いてきた一人一人の種が芽吹き、その根っこが広く、深く、伸びていくために、この冬休みはじっくりと、ゆっくりと自分のための時間と家族との時間を大切に過ごしてください。一人一人の芽吹いた力が、学級・学年、全校としての大きな根っことなっていきます。

 くれぐれも交通安全に気を付け、命を大切にして、元気に1月10日にまたここで会いましょう。

  

 本年も、幸田中学校の教育活動にご理解とご協力をありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。